脳内配役


浅田次郎の『王妃の館』(新刊ではないです)を読み始めているんですが、これをドラマか映画にするんだったら、主人公の女性───38才独身、不倫相手の上司に都合のいい女として扱われた挙げ句に疎まれ、勤め先を追い出される───は中澤ゆゆたんにやってもらいたいなあと、ちょっと思いました。
もし、38才という年齢にできるだけ近い女優を、という点にこだわってキャスティングするのであれば、奥貫薫か、稲森いずみなんですがねー。
「大企業の役員を愛人にしてそう」というイメージで選ぶなら、中田有紀を抜擢するのも面白いかも。なんとなく、ぽいじゃん。
まあ、しかし、しょーもない話題ではある。

人生はゴムのようなものだ(by ゆーとぴあ)


あさみこと木村麻美さんがメロン記念日のライブにゲストで出たという情報に接したときは、妙に嬉しかったな。ガッタス8番、元気でやってたか、という。
2ちゃんねるの書き込みでは、生まれ故郷の苫小牧に戻って介護福祉士の勉強をしているとか。結局、ペット関連の仕事に就かなかったのは、何か克服の難しい生涯にぶち当たったのか(最終学歴とか)、高齢社会のこのご時世、犬の世話よりも先に人間のジジババの世話だろうと思い至ったのか。
まあ実際、新聞折り込みの求人チラシは半分くらい介護関係だもんね。めちゃめちゃ人手不足の業界だから、仕事はすぐ見つかると思うよ。
ニッポン放送鴻上尚史里田まいのサンデー・オトナラボ』のPODキャスティングによると、ある時点でカントリー娘。は北海道へ戻す方針が打ち出され、あさみとみうなが辞めた理由はそれだったらしい。
ラジオ日本のレギュラー番組が打ち切られ、すぐにSTVラジオで『産地直送』が始まったのは、北海道進出(というか復帰というか)の足がかりだったと思われます。その頃すでに『ヘキサゴン』で里田が島田紳助の目にとまり、フィーチャーされ始めていたので、関東から北海道へのレギュラー番組の移動は非常に奇妙に見えました。
背景にある事情を聞けば、単純な図式だったとわかりますが、関係者の誰も……おそらく本人たちも、カン娘が(というか里田が)ブレイクするなんて夢にも思ってなかったから、売れかけているのに北海道へ引っ込む、ズレた動きが生じてしまっただけだったのです。
里田の極めて駆け足な説明なので、それ以上詳しくはわかりませんが、東京進出が結果的に失敗だったということになり、長く不遇の日々を過ごしてきたあさみ、芸能界への未練も薄かったみうなには、北海道でゼロからやり直す気力が湧かなかったのだろう。どうせゼロからのスタートなら、いっそのこと新しい世界で。そういう選択も間違いではありません。
実質的に解散の通告だったと考えていいと思う。「こういう決定になったが、どうする? ムリに従えとは言わない。今後の身の振り方をきちんと考えてみなさい」というような話になったに違いなく、北海道でも努力が報われないかもしれない可能性に思い至れば、「もういいです。充分やったので、別の道を行きます」ってなっても不思議ではない。
ただ、そこまで行き詰まってしまったのは、事務所の売り方にも問題があったのだ。もちろん彼女たち自身の力不足もあったと思うが、力不足の子をいつまでも抱え込んでいるのは、判断が悪いといわざるを得ない。十代から二十代前半にかけての貴重な年月を費やして、間違った努力をさせてしまうわけだから。芽の出ないタレントが、やり直しの利かない年齢になる前に契約をリリースしてやる決断も、芸能事務所に求められるコンプライアンスの一環かもしれない。
だから事務所としては、いろんな意味で「いままでごめん」だったんじゃないかな。それが円満退社につながったのだろうし、ひとり継続を決めた里田が、ほとんど偶然のような僥倖を掴んで飛躍することもできた。
もし3人とも芸能界に固執して、北海道へUターンしても……という展開になっていたら、里田は『ヘキサゴン』に単独出演していたかどうか怪しい。STVラジオの『産地直送』も、1クール程度でひっそりと終わっていたんじゃないだろうか。
まことにもって、人生は何がどう作用するかわからない。
でも、どのような運命も、理由なく訪れたりはしないんだなあ。いい結果も悪い結果も、全部つながっているんだ。
カン娘の歩みを俯瞰してみると、たいへん上出来なビルディングスロマンのようだ。出発点から不幸な事故があり、翻弄され、挫折し、とうとう夢が潰えたと思えた刹那、最後に残ったメンバーが大ブレイクする。これ、そのまんま小説化するだけで、面白い読み物になりますよ。誰か書かないか。誰も書かないんだったら、俺が書こうかな。

おや


なんとまあ。市井紗耶香が復帰しますねえ。
所属事務所は、東アジアに商圏を持つモデル事務所のようですが、とくに中国とのつながりが太そうな感じです。取締役会長も中国系の方みたいですし。
うーん……なぜこういう事務所が、いまになって市井なのか、経緯や事情はさっぱりわからないのですけれど、なんだかあまりいい予感がしませんねえ。
とりあえず、初っぱなの話題性だけでしぼんだり、変な形で食い物にされたりしないよう祈るばかりです。

休めちゃいました、ちゃちゃちゃ

更新はしたものの、今回は(今回も?)あまり明るい話題ではないです。


来週引き渡し予定だった仕事が、とんとんと段取りがテンポよく進んで昨日デザイナーに回すことができてしまい、思いがけずお盆期間はしっかり休めそうな成り行き。
ぐっはー。俺、マジで暇なんだな。休む余裕がありすぎるっつうのは、自営業者にとってあまり歓迎すべき事態ではない。盆暮れを休んでいいフリーライターは年収1,000万円以上の高額所得者だけだ。
ま、休めないと、それはそれでまた、「こんな非人間的な暮らしはうんざり」などとぐちぐち愚痴るんですけどね。限りないもの、それは欲望と井上陽水も言っております。
という感じですと、保田の芝居もぜんぜん見に行けたじゃん、っつう思いが湧んだけれども、遊興や観劇といった余暇行動は、自分としては「がんばったご褒美」と位置づけたいところであって、「暇だから見に行く」というのは、ちょっと嫌だ。五分の魂ってやつですか。単純に、チケット代がもったいないという事由も大きいが。ここんとこ売上が、かなり悲惨な状況なんですよ、正直な話。
ぼくにとっての保田という存在は、履歴書に書けない趣味。趣味の楽しさは、生業の充実度に比例するものだとは、よくいわれるところで、ぼくもそう思う。
「がんばった人にはNCAA。がんばれなかった人にもNCAA。」という糸井重里のスポーツ飲料のコピーが昔ありましたが、ぼくの場合、がんばった人には保田圭、がんばれなかったらまたこんど、ということにしておきたい、というか、そうしなきゃダメだと戒めています。仕事がうまくいってない現実があるなら、暢気に趣味やってる場合ではないのです。

ほどほどがよろしいようで


ぼくは他人様のブログなどにコメントを投稿することが滅多にないのですが、たまに書き込むと、それがあまりコメントしてほしくないからそうしたと思われる、隠しモードになったエントリーだったことに、あとで気づいたり。
なんで俺ってこう、天然失礼なのだろう。どうも済みません。でも、これで半世紀近く生きてきてしまった以上、たぶん死ぬまで失礼を働き続けると思う。リアルでもネットでも人づきあいを狭める一方だけど、しょうがないと諦めてます。*1


『いいとも』に藤本。ゲストが司会者をやるという趣旨のコーナーで、庄司の好きなところと直してほしいところのランキング。
結婚に関して、あっけらかんと幸福を表明する藤本については、まあ一般的にはおおやけの場では口にしないのが美徳だと思うが、プライベートを切り売りせざるを得ないのも芸能人という仕事の一側面、変にもったいつけるよりは好感が持てるかも。
しかし、『いいとも』では“好きなところランキング”の時点で観客はかなり退いてしまっていた。あそこまで赤裸々にのろけなくてもよいと思いますが。笑えるオチをつけるとか、ある程度の話術がないと聞かされる方は白ける一方なので、この手の話は難しいと思う。

*1:諦めるのは勝手だが、他人様に迷惑をかけるのは猛省しなきゃいかんだろう。なんちゅー言い草だ。皆様、本当に重ね重ね不快な文章をお目にかけて申し訳ない。

しょせんニワカでした


こないだ、そばかすさんから頂戴したコメントを、1週間近く放置してしまう失礼を働いてしまいましたが、ぼくはコメント欄に記入があるとメールでその旨の知らせが入る設定にしている(はてなユーザーの大半がそうでしょうけれど)のにも関わらず、メーラーの受信ボックスにはお知らせメールが入っていませんでした。
迷惑メールフォルダも含めて虱潰しに探したのですが、どうしても見つからない。おそらくうっかり削除してしまったのだろうと諦めていたのですが、どうやらはてなダイヤリー自体にシステム障害が発生しているらしいのです。
ああ、自分のせいではなかったと、ちょっとホッとしていますが、マメに更新している人なら、メールが届かなくても気づいたと思う。そばかすさんには、あらためてお詫び申し上げます。


保田の芝居をスルーばかりしているうち、「ニワカ芝居熱」そのものも冷めきり、映画演劇音楽絵画など、文化的創造物全般に対してほとんど体験行動を取らない生活に戻ってしまいました。
ただひたすら、じーっと自宅のデスクに座っているだけ。仕事をしていないときは、ぼんやりネットをやっているか、本を拾い読みするか。
こんなライフスタイルで品質の高い仕事を顧客に提供できるのかどうか疑問。
いまのところ直截な形でのクレームは届いていないが、ぼくの聞こえないところで何か言われている可能性もなきにしもあらずだ。
1ヵ月以上都心方面へ向かう電車に乗ってなくて、「ニートだな」などと自嘲したりするけど、中途半端に働く奴は、親の臑を除けば他人に迷惑をかけないニートよりも始末が悪いとも言える。
仕事量が減ったのは、サブプライム問題の影響だけじゃないのかもな。


来週以降はちょっとだけ忙しくなるから、どっちにしろ今回保田の出演する『エブリ リトル シング '09』は見に行けないが、配役から判断する限り、アップフロント色の薄い、いわゆる“アウェイ”の舞台で、特定の劇団の定期公演のゲストという形でもない、プロデュース公演の出演ですな。そーゆーの、去年の『THE☆どツボ!』以来。そっかあれ去年の夏だったか。センスのないタイトルといい、三谷幸喜×東京ボードビルショーの人気演目とよく似た設定といい、極限まで制作費をけちったDVDのパンフといい、首を捻らざるを得ない要素のあった芝居ですが、それらに目をつぶれば、まあまあ面白いドタバタコメディだった。あと、AKBの篠田麻里子が意外にやりよるっちゅうことがわかったのも収穫でした。
さて、『エブリ リトル シング '09』はどうでしょうね。見に行かれる方、ブログをお持ちなら、ぜひつまびらかに感想をお願いいたします。
次があったら、自分が見に行く時間をつくる努力をせねばな。

いすかの嘴の食い違い

ハエが落ちる ハエが落ちる ハエが落ちる
どうしてこんなにハエが落ちる
俺ゃ知らね 俺ゃ知らね
キンチョールのせいだよ 俺ゃ知っちょーる

1970年頃の金鳥キンチョール』のCMソングです。ふと思い出したので書いてみた。


あっ。きょうは月末。がーん。今月はとうとう1件も請求できなかった……。
ぼくのように「能力は並かそれ以下、営業下手で顔つなぎの挨拶回りや新規開拓ができない」タイプの零細自営業者は(あんまりいないと思うが)、ちょっと仕事の入り方のリズムが狂うと、売上ゼロの月がときどき発生するようになる。


タレントのブログを読んで笑うというのは、そうそうないのだけど、藤本の昨日のブログには、ちょっと吹いてしまった。

私は。。。
よく意外って言われますが。。。
タバコを吸いません

スモーカーがフットサルであれだけ動いたりはできないと思うので、ぼくは藤本がタバコを吸うイメージは持ってなかったな。
人前で見せる気性の面で、いかにもぶりぶり吸ってそうといわれるのでしょう。でも、外見的には、藤本はあまりタバコの似合う感じの女性ではないと思います。
ハロプロでタバコをくわえている姿がサマになるのは、やはりベテラン組の、あの人とか、あの人とか。