不安と期待

まあナンだ、結局、何があっても「きっと大丈夫」って思うしかないんだよね、タレントのファンは。


前回のエントリーでは、「ハロプロだろうとなかろうと関係ない」って書きました。だってよ、そう書いて自分で納得して受け容れるしかねえだろうよ。
しかしですな、ひとりの保田ファンに立ち返って本音を晒せば、これからどうなっちまうのだろうと、不安は少なからずあります。
事務所オフィシャルサイトの挨拶には「卒業後はそれぞれの活動を行っていきます」(社長)「結成より10周年を過ぎ、この先新たな活躍をしていくためにも、今までの自らの既成概念を蹴破って旅立つ勇気が必要だと考えました」(つんく♂)などとある。なんだか、突き放したニュアンスのある一文ですよね。
来年3月末の“卒業”を「ちょうどいい潮時かな」的な節目として考え、芸能生活に見切りをつけようとする子が出てこないとも限らない……などと、想像しているとどんどん悪い方向へ思考が向かってしまいます。
いうまでもなくエルダーの「核」は娘OB。一時代を築いた功績ある人たちです。ハロプロとは、イコール彼女たちであって、“卒業”させるならワンダフルハーツのほうじゃねえのと無茶なことも思ったりしますよ。


でも、もちろん期待も感じます。
個別に活動をしていくということであれば、自分のやりたいことをより自由にやれる環境に変わるんじゃないか、とか。もっとも、すでに「個」の活動を中心にやってきての現状なのだから、それが大きく変わるのかと聞かると返事に困りますが。できれば、いい変わり方をしてほしいよね。
たとえば保田がCDを出したいと思えば、出せるようになってほしい。これからも遊興施設などでの地方ライブの仕事を入れていくのであれば、自分名義の持ち歌がほしいところ。いつまでもひとりラブマシーンと「ベストフレンド」のみじゃツラいはずです。死活問題にも関わることだから、商売に必要と思える要素は自分で決断して取り入れていかないとね。もちろん事務所の理解を抜きにしては何もできないわけですが。
いちおう付け加えておくと、ぼくはどうしても新曲を出してほしいとまでは考えていません。以前は切望していたのも確かだけど。出さないなら出さないなりに、何か別のことで頑張ってくれればそれでいいです。
結局のところ、今回のことも事務所の内部事情によって決められた方針に流されているだけなのかもしれないけど、その中で自分を見失わないために、やりたい目標をしっかり持っていてほしいと思います。