アヤカよ、おまえもか

武藤だけではなくて、アヤカもか。
まあ、そうだよね。活動の実態に、ハロプロに籍をおき続ける目的がほとんど感じられなかった人ですから、むしろいままでよく我慢したな、と。
アヤカの演技は、「大人の麦茶」の公演で一度だけ見る機会がありました。女優としてはまだまだ要勉強だと正直なところ思いましたが、華があります。たぶん、もって生まれたものなのでしょう。基本的に美人ということばかりではなくて、太陽がその人を特別扱いして照らしているような、恵まれた人がこの世にはいる。アヤカはそんな一人でしょう。残念ながら、歌の女神にはあまり振り向いてもらえなかったようだが、素材としては、主役級の存在感がある。
考えてみれば、ハロプロを辞めないと女優に専念できないわけではない。ハロプロにいながらクイズ番組で無知を晒したり、情報バラエティ番組のメインMCを務めたり、劇団のゲストに招かれて舞台に立ったり、パチンコチェーンの営業をやったり、自由にできる環境があるわけです。
そこを、あえてハロプロから脱ける選択をしたのは、「気分一新」「ゼロ・リセット」「過去を忘れて一からやり直す」という意味合いかと思う。事務所との契約形態も変わってくるのかもしれず、実はそこがいちばん大きかったりするのかもしれないが、そういう内々のことはこっちにはわからない。
いずれにしても、転進を決めた以上、その道で自分をどんどん磨いて、いい女優になってほしいですな。