戻ってきた人、書かれた人

どうでもいいですけど、加護ちゃんって意外に“奥さん顔”だったんだな……。十代でふつうの人の3倍くらい濃い人生を送ったせいか、それとも休養中に大きな苦労を背負い込みでもしたのか、生活の垢みたいなものが表情に漂っている気がする。いったん芸能界から足を洗った人が、のちに戻ってくると、そうなりがちですよね。人に見られる職業を離れ、人目を避けるような生き方を強いられるからかもしれない。ブログの画像を見ただけでこんな言い方をするのは激しく失礼かもだが。


2ちゃんねるを見ていたら、保田のパチンコ屋営業に関するスレッドが立っていた。イベント当日からだいぶ過ぎているのにどうしたことかと思ったら、週刊誌が記事にしたらしいですな。総合週刊誌の定石「ハロプロはとことん落ち目」という結論を先に決めて書いた記事と思われ、読まなくても中身は何となく想像がつくから読んでませんけれど、よく保田が地方営業するなんてネタを知ってたなと逆に感心するわ。
まあね、いまをときめく売れっ子はパチンコ屋のイベント廻りなどしないですよ、確かに。落ち目といわれれば落ち目かもしれない。でも、断ろうと思えば断れたはずでもある。なぜ引き受けたのか……という部分に、興味が引かれます。もちろん、これも勉強になるから、引き受けるのは悪いことではない。パチンコ玉を弾くのが目的で、歌を聞きに来たわけではない客を歌で振り向かせるという課題は、なかなか高度なチャレンジでもあります。たぶん、いい経験ができたといえるのではないでしょうか。
保田って、小劇場系の劇団とのコラボレーションとか、バスツアーとか、事務所が新規のビジネスを試みる際には、トップバッターとして起用されることが多い。多いっつうか、その2例だけかもしれないけど(笑)、「とりあえず初っぱなとして大きな成功は望まないが、失敗はしたくない」というときに切るカードが保田なんだと思う。
そう考えると、パチンコ屋さんの営業も、なにか後に続く計画があるのではと勘ぐりたくなる。ハロプロでは異例の「撮影可」だったのも妙に気になります。