Paboとかガッタスとか

フジテレビ『Pabo Talk』(里田とスザンヌと木下? 正式タイトルがわからん)は、なかなかおもしろかった。見応えを感じたのはやはり後半の茂木健一郎との対話だな。前半の市田ひろみとのやりとりも声を出して笑える内容だったと思う。もっとも、深夜帯だから成立したともいえる、弛緩した雰囲気の番組でしたが、あまりきっちりつくり込むような種類の番組でもないから。
基本的に進行役は里田が務めていましたが、カンペ棒読みでたどたどしい。あんなものなんですかね、ラジオではもう少しちゃんと喋っていたと思いますが。拙さを強調する目的で、あえてリハーサルをまともにやらなかったとか、演出側の意図が働いていたのかもしれません。
ただ、もしレギュラー番組化するのであれば、ゲストは1人、30分でいいような気がする。


すかいらーくグループリーグは、ガッタスが準優勝した「最強決定トーナメント」で今季のスケジュールがすべて終了だそうです。
武藤ちゃん、試合に出なかったのね。体調でも悪かったのかな。試合に出られる状態にあれば使われていたと思うので、何か事情があったのでしょう。レフティの彼女が主戦級の一員に数えられるようになれば、ガッタスはもっと攻撃のオプションが増える。というわけでぼくは武藤ちゃんプッシュです。なにより、かわいいじゃん。
従来のメンバーでは、もちろん柴田に熱視線を送り続けていきたい。とみに安定感が出てきたプレーぶりもだが、絵の具を丹念に重ね塗りするように上達していった取り組みの姿が好きなのだ。その精神性だけでなく、肉体的な意味での姿にも心惹かれる。下半身の充実した、重心の低い純和風な体型がよいのです。自分の高校時代を懐かしく思い出す。同級生の女子生徒たちの多くは、ああいうプロポーションでした。日本は、まだまだ大丈夫だ。柴田を眺めているとそんな思いが沸きます。
菅原と永井はチームにハマりつつあるのか、ピッチに入れば点を取ってこられるようになってきた。とくに菅原のゴールゲッターぶりは頼もしい。シュート数のわりに点が入らない積年の悩みが解消されつつあるといえるでしょう。
試合をトータルな視点で俯瞰した場合、噛み合ってない部分のほうが目立つようですが、限られた練習時間の中で、高度な連携を醸成するのは容易ではないでしょうし、東京都大会などの一般大会にエントリーすることを考えているのであれば、パスで崩せないなら個人技で打開すればいい、みたいな柔軟な受け止め方を、見る側も養うべきなのかもしれません。一般大会の予選ラウンド組み分けでガッタスがシードされるとは考えにくい。むしろ勝ち点を計算されてしまう対象になる可能性が高い。そのような状況において現実的な戦い方は、いくら美学として攻撃志向があっても、守りを固めて、攻撃は個人技によるカウンター一発のみ、ということにならざるを得ないでしょう。どんな状況でも勝とうとするのがガッタス・スピリッツ。パスがぽんぽん回るのが理想かもしれませんが、できないなら別のやり方で必死になればいいだけの話です。


それはともかく、次の展開はいったいどうなるんだろう。いや、単に選手には知らされていないだけで、スーツを着た大人たちが舞台裏でいろいろ動き回っているに違いないが、去年に続いて、先のことがファンにわからない空白期間が生じてしまっています。これはあまりよいことではないですよね。改善の努力を望みたいところです。