置き手紙をチラ見

お。藤本の新曲発表会があったんだね。
曲はどんななんだろうなー。ネットのどっかにフルコーラスの音源が転がってないか? などと、あからさまに権利関係の法律に抵触することを書くのもどうかと思うが、ちらっと聞いた限りでは、事前にいわれていたような“シャンソン”とは違うような気がする。
まあ、シャンソンってのはフランス語で「song」で、たとえばボサノヴァとか、ブルーノートとかっていう、明確な特徴を持つ一つのジャンルを表す用語ではない。フランスの古い歌謡曲をひとくくりにしてそう呼んでいるだけらしいです。
杉本眞人自身が「和製シャンソン」と喩えたんで、こっちはアズナブールやエディット・ピアフ、アダモなんかが歌ったような曲のイメージでとらえるじゃないですか。しかし、実際に聞いてみれば、ヒットした『吾亦紅』に近い、「フォーク歌手が書いた演歌」っぽい曲調だと思いました。まあ、堀内孝雄も同じ曲を歌うと知った時点で、想像をつけとけよって話ですかね。
でも、藤本のいくぶん鼻にかかった、芯のしっかりした声質は、演歌調の楽曲に合っていると思います。
アフリカと日本にルーツをもつ黒人演歌歌手・ジェロ(30年ほど前、チャダっていうインド人の演歌歌手がいたのを思い出す)のデビュー曲がオリコンチャートの4位、演歌チャートではトップに入ったそうですが、さて、藤本の再ソロデビュー曲はどれくらい売れるかな。