夢物語

アルバムをリリースし、コンサートを開き。ただの単発ものの企画ユニットだと思っていたらとんでもない、マジでこのユニットで芸能活動をやっていくのか音楽ガッタスは。気づくの、遅いですか。
フットサルの普及プロジェクトに関わりながらも、収益を考えなければならないのは当然として、もう一つ、「広告塔」としての役割をより鮮明に打ち出すためにも、芸能面に力を入れることが要求されたのでしょう。すかいらーくリーグでそれができるのはガッタスだけですし(そもそも、リーグ結成の根底にあるのが「どうすればガッタスがもっとも活きるか」という問いかけだったはず)。


将来的にガッタスがどうなるのか、想像もつかない。みうなが言うように「始まったものは、いつか終わる」ときが来ると考えるのがふつうなのでしょうが、20年くらいのちのぼくが「これの起源はアイドルがつくったフットサルチームだったんじゃ」などと若い人に蘊蓄を語って悦に入れるような、とんでもない発展のしかたをしているかもしれない。
まあ、少なくとも吉澤の情熱がつきない限りはガッタスは存続していくに違いないし、彼女は意地でもそうするんじゃないかな。もともとは、吉澤が「やる以上は真剣にやりたい」と北澤に訴えたことから本格スタートしたチームなのですから。


実現性はきわめて薄いと思われることながら、一つの可能性として提案したいのは、「ガッタスパークの建設」。ガッタスの本拠となる「ハコ」をつくっちゃえば、“吉澤後”もしばらくはガッタスを続けざるを得ないだろうし、仮にチームが解散しても、ガッタスの志した理念が形として残る。
どういうものをつくるのかというと、たとえば複合商業施設なんかどうですか。そんな施設をつくる金どこから工面するのだといえば、証券化事業にして、J-REITで資金を集める。収益計画がしっかりしていれば、不可能じゃないですよ。不動産投資信託は小口投資家もOKです(20万円くらいから。ファンド・オブ・ファンズという複数のファンドに投資する商品は1万円前後から)ので、ガッタスサポの皆さんも投資家になれます。
投資してもらう以上は配当を出さなければなりませんから、入居するテナントは集客力の高いものでなければなりませんね。スポーツクラブとかスパ、スポーツバーなどの飲食店、なんでもいいですが、いちおうテーマは「健康づくり・体づくり」ということでフロアを構成しましょう。スポーツトレーナーの学校があったり、治療院があってもいいな。
メインはフットサルコートで、ここでガッタスが練習したり試合したりする。ガッタスが使用しないときは一般人にレンタルすることもできます。
こういうのを、どこかにつくったらいいのに。土地は定期借地権で借りれば買うよりはグンと安い。
ガッタスのスポンサーのすかいらーくや、ともにリーグを結成したアディダス資生堂、近ツリなどにも一枚噛んでもらいましょう。ガッタスカフェを常設するなり、オフィシャル・ショップを出店するなり、ショールームを設けるなり。制服姿の販売員のお姉さんが、オフタイムにはフットサルのゲームで汗を流すのを眺められる……となると、ちょっと別の趣味の好事家が集まって来ちゃいそうでコワいですが、それはやり過ぎだとしても、アマチュア・フットサルプレーヤーの聖地のようなものが「ガッタスパーク」の看板で実現できないかなあ、なんて思うのです。