また一つの終わり

美勇伝が6月で解散だそうで、ファンの方には残念ですねと申し上げるしかないんだけれども。スクラップ&ビルドだな、ハロプロは。つくっては壊し、つくっては壊し。世の中はストック&フローの時代だというのに。こうしていくつのすぐれたユニットが消えていったか。
美勇伝については、『紫陽花アイ愛物語』をリリースしたときは、ハロプロ的なサウンドとはちょっと毛色が違う独自テイストで、この感じで育てていけばおもしろいユニットになるなーと期待したものだったですが……。だんだん方向性がおかしくなっていき、とうとう行き詰まってしまいました。
ぼくは、自分の好きなアイドルがバニーガールの格好をさせられていたら、エロいぜうへへへへと喜ぶより先に、そこまでしなくたって食っていけるだろうにと悲しくなると思う。シャレでやってるならともかく。シャレだったのかな美勇伝のあれは。違うよなあ。
もちろんエロさを売りにできるタイプの人なら、エロでもかまわないんだけど、なんかねえ、ハロプロとエロって、そぐわないんだよね。そーゆーのを見たい欲求は別のところで満たすよ。まあ、バニーガールがエロかどうかという点については議論が必要かもしれないけれども。若い頃、バニーちゃんのいるクラブだかバーだかに行ったことがあるが、そんなたいしたときめきも感じなかったです。
しかし、そういう路線の間違いがなくても、あんまりメンバー同士の気が合ってなさそうなユニットだったから、遅かれ早かれ迎える結果だったのかねーなんてことも思ったりします。


『Sals2008』入手しました。新入団選手の顔と名前がさっぱりわからないぼくとしては、カタログ的な使い方ができるのはありがたい。というか、そのために出版された本ですなこれは。
各人のインタビューはあるものの、中身は濃いとは言い難い。すかいらーくグループリーグ設立主旨の解説文とか、たわごとでもでっち上げでもいいから書いといてほしかったな。その手のものを掲載するとしたら『Sals』しかないじゃん。
JFAアカデミーとの練習試合も、スコアと得点者しか書いてない(しかもキャプションで!)ので、ちょっと物足りない。どういう点の取り方をしたのか、個人技なのかパスワークで崩したのか、是永が1点も取ってないのはどうしてなのか、みたいな情報もあっていいと思う。サッカー専門誌的な深い分析は必要ないけれど、そろそろそういう第三者的な視点による補足記事もほしい気がします。