レッドホワイト歌合戦

2008年が始まりました。今年もよろしくお願いします。


「紅白」は前3分の1と後ろ3分の1を見ました。
ハロプロは、他の出演者がまだ舞台上に残っている状態でいきなりスタート。せわしないけど、削れる時間はどんどん削っていかないと、あとでヤバくなるという判断なんだろうな、しょうがないんだろうな思ったら、番組開始後30分くらいで、すでに時間が余っていたっぽかったですね。鶴瓶のつなぎトークがやたら長かった。それが緩と急、「ハレ」と「ケ」のメリハリを生み、その結果「ハレ」状態がエンドレスで続く「紅白」独特のハイテンションなお祭り感が薄れ、ポップジャム的なノリになっていたような気がします。クールファイブにムーディ勝山をフィーチャリングするいただけないワルノリを除いて、ひとつの歌番組としては質の高い構成だったと思う。ただ、「紅白」としてはどうか、という部分には多少の疑問が残ります。
さて、ハロプロですが、ぼく的には「Berryz工房℃-uteの歌を、もっと長く聴きたかった」と思いました。いま、おもしろいな、楽しいなと感じられる歌を歌っているのは、モー娘。本体より下の世代だったり、下の世代を交えた派生ユニットだったりすると思うのです。とはいえ、悲しいかな、もうミッドティーンのアイドルに夢中になれるほどのエネルギーはありませんので、CDを買ったり、ライブへ行ったりはしませんから、「紅白」は、彼女たちの歌う姿をちゃんと見られる数少ないチャンス。という意味で、あの演出は少なからず残念でした。『LOVEマシーン』は、もうええんちゃう? 10年間のハロプロ史上最大のヒットである意味は大きいが、それ以外にもすぐれた曲がたくさんあるでしょーに。