ガッタスのインタビュー

ガッタスの特集が掲載されている『F-STYLE』を買ってみました。
インタビューは、『Sals』や『スピリットオブガッタス』のおさらいのようなもので、以前からのガッタス・ファンには、さほど目新しさは感じられないかも。
誤解されたら嫌だから念のために申し添えておくと、ガッタス・メンバーがそれぞれ、真剣に、フットサルへ取り組む思いやスタンス、努力を通じて果たしたい夢などを伝えようとしているのはよくわかる。すばらしい心構えだと思います。それに、こういう本が出るだけでも楽しいし嬉しいですよ。とくに、現場になかなか行けないぼくみたいな“在宅サポーター”にとっては。ビジュアル的にも情報面でもガッタスに飢えているから。
しかし、ガッタスのプロジェクトは、すでに4年前後やっているわけですが、印刷メディアでプレゼンテーションしていることが、始めた頃とたいして変わってない印象をいだいてしまうのも確かなんです。
ほかにアプローチ方法はないのかなあ。といって、『恋するフットサル』でやっていたみたいな、実像以上にヒロイックな存在に祭り上げて伝えるのも何か違う気がするし。
つまるところ、「ガッタスってかっこいい」「私もフットサルやってみたい」と女の子たちに思わせるには、百聞は一見にしかずで、試合を見てもらうのがいちばん効果的なんじゃないか?
その前に、ターゲット設定をしっかり見直すべきかとも思う。ガッタスの活動は誰に向かって発信しているのか? ヲタか? それともフットサルのビギナーやビギナー予備軍の女性たちか?
もちろん、上得意のリピーターであるヲタをネグレクトしてはイカンが、観客がヲタばかりというのもどうなんだろう。もっと数多くの女性にシンパシーを感じてもらう手だてを、戦略的に考えていってもいいのではないだろうかしら。
まあ、「ガッタスに憧れて」という動機で結成した高校生チームが、お台場のカップ戦に出場していたみたいだから、心配しなくてもそれなりに伝わりつつあるのだろうけれど。


ところで、この『F-STYLE』というムックをつくったフロムワンという会社は、各種のサッカー専門誌を発行している一方で、会社概要を参照すると、業務提携先として新聞社や広告代理店、商社がずらり。ただの出版社じゃなさそうだなこりゃ。