ヘキサゴンの夏

里田とスザンヌ木下優樹菜による名無しさんユニットが歌う島田紳助作詞の曲は、“完全無欠のロックンローラー”高原兄が作曲を手がけたんだね。
ぼくらの世代は「はいはい、いましたねえ」と、すぐに盛り上がれる一発屋・アラジンのリーダーだった人(つか、この人ぼくと同い年だわ)ですが、故郷に戻って工務店か何かを経営していると「あの人はいま」的な番組で見た覚えがあるんで、とっくに引退したんだと思い込んでいた。まだミュージシャンとして現役でご活躍中とは、寡聞にして存じ上げませんでした。
恋のヘキサゴン』はキャンディーズを意識したプロデュースとのこと。モーニング娘。のデビュー曲『愛の種』も、キャンディーズふうにとのオーダーが制作陣に出されたそうだが、キャンディーズって女の子ユニットの一種の教科書になっているんだな。温故知新というけれど、ショービズの世界ほどその発想を活用しているのも他にないんじゃないか。
この曲は携帯ダウンロードのみで、CD発売の予定はないらしい。イニシャルコストをかける気いっさいなし、という感じ。はっきりしてますな。
こういう売り方って、最近けっこう多いんだろうか。ひと時の話題性オンリー、演じるほうも聞くほうも継続性を期待していないユニットの場合、プロモーションに投資するのがもったいないし、回収できない可能性もあるものね。ダウンロード販売という形態が合っているんだろうな。畑の隅っこに設けられた無人販売所で野菜を売るようなものだなあ。あれもたまに袋詰めしてあったり、トレイにパッキングしているものも見かけますけどね。


7月の半分、めちゃくちゃ暇だった。この調子なら、まだ一度も見に行ったことがないお台場のガッタスイベントに通い詰めることもできるんじゃないかと本気で検討したくらいだが、知らぬ間に忙しくなっていた。お盆期間も果たして何日休めるか。結局今年もお台場は行けないのね。嬉しいような悲しいような。いや悲しくなっちゃダメだな。月給制度の会社員と違って、暇だと収入がゼロになってしまう身の上。忙しいのはありがたいことです。
お台場イベントのチケット、早まって自棄買いしなくてよかった。入手できても全部ムダになるところでした。
でも、行けないとなると逆によけい見てみたくなるのが人情というものであり、若い女性のスカートが風でめくれそうになれば、見る気がないのに目が自動的にそっちへ動いてしまうのが中年男の本能であり。そういえばずいぶん前だけど、あるお酒の店で、対面のソファに座った女性がミニスカートで、内部のミステリアスな小宇宙がモロ見えなのよ。見ちゃいかんと頭では自制しているのに、なんせ正面なんで、嫌でも見えちゃうし、目がそっちへ行っちゃう。男ってのは弱い生き物だとつくづく思いました。
ガッタスの公開練習とか、楽しそうだよね、ほんとに。しょうがないです、やっぱり稼ぎあっての人生なので。スカートがめくれてパンチラする女性との遭遇だけを楽しみにこの夏を乗り切ろうと思います。