歌う猫たち

はてなダイアリー」、サーバを入れ替えてかなり快適になりましたね。自分の管理ページが、アクセスしたと同時にぱっと表示されたので、「おお」と驚き、軽くのけぞりました。最初、キャッシュが表示されちゃったのかと勘違いしたくらい早かった。こりゃ、ちょっとした感動です……と言いつつ、いま確認してみたら、大騒ぎするほどのものでもなかったけれども、それでも従来よりはずっとよいです。


音楽ガッタス」。
なんちゅうストレートど真ん中なネーミングだろう。ちょっと前に、サザンの桑田佳祐がやっていた『音楽寅さん』という番組を思い出す。
ハロプロは、ライブの公演名も愉快なものが多い。考えている人に会ってみたいな。
ぼくも職業柄、ネーミングを依頼されることがときどきありますが、正直、どちらかというと苦手です。
商品の性格上、どうしてもネーミングが必要というわけではなく、「いい案があったら採用」というスタンスで発注されることもあって、これまで提案してきた数は延べで1,000に届くか、下手すりゃ超えるんじゃないかと思うけれど、採用されたのは2〜3回しかない。
この効率の悪さは、苦手というより、はっきり「不可」レベルだ。
CI企画の専門会社の場合、一つの案件でネーミングを数百案出し、それから徐々に絞っていくやり方をしたりしますね。その意味じゃ、もともと効率の良くない仕事なんだと思う。しかしCI専門会社は、ひとたび採用の運びともなれば、莫大な利益を手にできるけれど、ぼくの場合は採用されても気持ち程度のお金にしかならず、不採用なら報酬ゼロのケースがしばしばあるのが厄介なの。けっこう大変なのよ、ネーミングづくりって。時間かかるし、商標チェックで引っ掛かったら、いくら素敵な案であってもNGだし。


音楽ガッタスの話に戻ると、ワーキングレディのためのフットサル・リーグなんて立ち上げておきながら、自分たちはどんどん「芸能色」を強めていっているのが興味深い。
従来は、本業であるアイドルの仕事と、ガッタスとは、思いのほか明確に線引きされていたけれど、いまじゃ、ガッタスの活動も本業に取り込まれつつある感じ。
なんだか、スフィアリーグに残っている連中に「うちが本気出したらどんなもんか教えてやるよ」って息巻いているようにも見える。アイドルがフットサルをやるというのは、コートに立っているときでもアイドルであり続けるべきなのだと主張しているかのようだ。
正直なところ、ガッタスは本業とは離れたところで成立している、ある意味、する必要のない努力を真剣にやっている感があったからおもしろかったので、ガッタスとして歌を出すというのは、どうなんだろうという気持ちはあります。フットサルをお遊びでやっているように見えちゃわないかな、そうなるとリーグに参加してくれている一般人のチームにも失礼じゃないかなという心配もわきます。
でも、彼女たちの「あくまで本業をがんばったうえで」という前提って、要するに歌ったりお芝居したりすることですものね。と同時に、ガッタスの試合がテレビで見られなくなってしまっているから、露出を図るための策を講じても不思議はないでしょう。
音楽ガッタスの誕生は、必然の流れだったのだろうと思います。