それがあるからいまがある

前回のエントリーで、カントリー娘。のこれまでのキャリアを「回り道してきた」と書いたのは、よく考えてみると、かなり失礼な言い方だったかもしれません。ちょっと、勝手な思い込みをしたまま、書いちまいました。
というのも、ぼくは実をいうとガッタスで注目するようになるまでは、カン娘に対しての関心がまったくなかったんですよね。
もちろん、それは単にぼくが知らなかっただけで、彼女たちは黙々と仕事をこなしてきていたわけです。シングルのリリースは2年間途絶え、必然的に音楽番組で見かける機会もほとんどなかったからといって、あいつら働いてねえとか、飼い殺し状態なんだろうなとか、変な勘ぐりをしたらいけない。
確かにちょいと時間はかかったけど、一つひとつタスクを一定のレベルで片づける努力を重ねてきたから、いまがあるんでね。それは回り道とは違うものかもしれないと、ふと思いました。
里田はよく喋るし、みうなは変わっていておもしろいし、あさみは声の質がとてもいい。その明確なキャラクターをどう生かせばよりよい方向へ進めるのかはわからないけど、このまま順調に伸びていってくれればなあと、心から願います。


ガッタスについて言うと、ぼくはいまのメンバーによるガッタスが好きなので、新メンバーの補充は必要であるにせよ、いまの顔ぶれには辞めてほしくない。ガッタスが終わるときは、全員でいっぺんに終焉を迎えてほしい。そのほうが、こちらとしてもすっきりする。
でも、モー娘のように新陳代謝をしていくのだとしたら、それはそれで受け入れますけど、カン娘の3人(と藤本)にだけは、最後まで残っていてほしいんですよね。とことん続けてほしい。成長の度合いがいちばん見えやすいというのもあるし、ミスをするときも、「あれをやってはダメだ」と素人にもわかりやすいミスをするし(笑)。なんかね、見ていて楽しいの。