SalsはSals

『Sals5』を買いました。ちなみに購入元は『ガスト』ではなく、一般の書店です。ファミレスへ行くという行動が日常生活の中にないもんで。ガスト、うちからクルマで10分くらいのところに1軒あるけどさ。そこ、『Sals5』販売店リストに入ってないんスわ。


買ってきてすぐ目を通しましたが、講談社アディダスすかいらーくグループによるジョイントベンチャーのPR誌的色彩を次第に強くしてきた観があります。いや、ガッタスの本をつくるなら、自然にスポンサーの顔も立てるようなつくり方になるわけで、むしろそうならなきゃおかしいみたいなところはありますよ。
ただ、それならそれで、もっと思いきった編集にしちゃってもいいかもしれないね。挟み込みのファッションカタログみたいなのを、いっそ本体のほうでメインでやるとか。
それにしても、まあこれも当たり前っちゃあ当たり前なんだが、ガッタスのファンにとってしか、おもしろくないムックだわな。ガッタス・メンバーを手放しで礼讃するテキストは、ガッタス・ファンの感覚にも甘口で、「そりゃ、ちょっと誉めすぎだろ」と苦笑したくなる部分もある。
しかし、ガッタスを語る場合に、技術や戦術の話をしても的外れなのですね。彼女たちがどれくらい頑張っているかとか、仲間意識とか、諦めずに努力するとか、フットサルを通じてどう成長したか、といった、ガッタスの表現したいことをグラフィカルに伝えるメディアがSalsであって、まともに技術面から分析する意義はほとんどない。技術的なことの解説が読みたければ、一般のフットサル誌を読めばいい。
Salsはフットサルの本ではなく、ガッタスの本なのです。


保田の出演するミュージカル『mama loves MAMBO IV』がまもなく「ル テアトル銀座」で始まりますが、ぼくは結局チケットを取りませんでした。なんとなく、お盆の前後はてんてこ舞いの忙しさになるような予感がしたんですよね。予感は的中して、とてもじゃないけど、ゆったり芝居を楽しんでいるような場合ではない状況に陥っています。
でも、もし銀座近辺に用事があった際、時間次第だけど、当日券があれば観たいな。銀座に出たときは、帰りは京橋から電車に乗ることが多いので、「ル テアトル銀座」の前をよく通るんですよ。指をくわえてただ通り過ぎるだけでは、ちょっと悔しい。
ここは以前、銀座セゾン劇場という名前で、さらに昔はテアトル東京という映画館でした。といっても、詳しくは知りませんけど。銀座のデザイン会社に入社した頃、テアトル東京はすでに閉館したあとだったなー。確か「有楽町マリオン」がオープンした年だったと思う。
海外ブランドのビルがぼんぼん建つわ、交詢社は建て替えられるわ、ここ数年の銀座の変わり方は凄まじいけれど、考えてみれば、80年代からその傾向は始まってたんだな。