ごきげん保田2日目

保田のトークが、高橋ジョージにオチをさらわれていました(笑)。
しかしあれは、ポンと口を出したくなる間(ま)でしたし、全体の流れとして、あのようにすべき空気を高橋ジョージが感じていたんでしょう。
それにしても保田、今回はもうひとつですな。テレビで話せる範囲のおもしろいできことが、あまり日常生活上で起きなかったようです。でも、ネタがないからといって愛犬の話とかへ持っていかないのは偉い。ペットの話、子どもの話、寝ている間に見た夢の話は、聞く側にとって、ぜんぜん興味がわかない三大ネタだからね。
野沢那智の吹き替えについての話には驚いたな。いま日本に輸入される洋画の邦題が、単に原題をカタカナ表記しただけになっているのは、映画会社の命令だということは知っていましたが、アフレコのセリフまでうるさく管理するようになってるんですねえ。
また、「声優という職業はない。俳優の仕事の一部なんだ」という言葉も、舞台俳優らしい誇りがぴしりと立っていました。ただ、ぼくは舞台でのお仕事を見たことがないから、熊倉和夫や納谷悟郎、山田康夫は劇団テアトル・エコー所属みたいな知識はあっても、やっぱり「声優さん」なんですよね。声優という職業を確立したのは自分たちと言い切ったとしても、誰もが納得するでしょう。
もっとも、ぼくくらいの年代には、野沢那智といえば「パックインミュージックのパーソナリティ」のイメージが強い。子どもの頃、野沢那智ってラジオアナウンサーだと思い違いしていたっけな、そういえば。