ちょいダメな女

保田が国生さゆりらと座談会をやってるマガジンハウス「an・an」No.1512を買いました。
ちなみにマガジンハウスの女性誌は、むかしはよく読んでました。ネタ探しや、女性に届く言い回しの研究のためでした。まあ、どれくらい研究の成果があったかは、よくわかりませんけれど。この出版社、記事内容に関して聞きたいことがあって編集部に電話しても、担当者が居留守を使って電話口に出てくれないなど、まともに答えてくれたためしがなかったので、実を言うとあまりいい印象を持ってません。しかし、文化をつくっていく情報誌を出している出版社なわけで、「先端情報は俺たちが教えてやる。おまえらはついてくればいい」という強気のスタンスがなければいけないだろうし、一読者のチンケな質問に逐一対応しないサービス精神のあり方も、その意味では首尾一貫してるとも言えて、別に腹が立ったりはしませんでした。だから「ブルータス」とかふつうに読み続けましたし、いまでも興味深い特集であれば買っています。


それはそうと、座談会は国生さゆりに、保田や森三中の黒沢が、「ちょいダメ女」になるための指南を受ける話の流れになっています。
ちょいダメというのは悪い意味ではなく、自分の弱点を素直に認めることがチャーミングな女になる出発点ということみたいです。欠点があるくらいが人間ちょうどいいのよ、みたいなニュアンスかと思います。
女を磨きたい読者の共感を得られるタレントとして位置づけられているのだとしたら嬉しいですけれども、「この企画だったら保田」みたいに、誰もがパッと思いつくヒトではないよなあ。保田ファンなら、an・anのいうちょいダメのイメージに保田はぴったりだと納得できるものの、一般層にはそこまでパブリックイメージが広く浸透してない気がするんですが……。なんか、もしかしてぼくの知らないところで保田支持層が盛り上がってきていたりしてな。
そういえば、中澤裕子姐さんも、三谷幸喜脚本、東京ボードビルショーほか出演の舞台に立つことになってるみたいで、娘OB組、このところいい仕事が増えてきている感じ。一時期は週刊誌に悪口を書かれたりしたくらい、目立った活動がありませんでしたが、最近はかなり頑張ってるですね。