スフィア絡みのニュースが

先週の話ですが、ガッタスが審判講習会を受講したトピックが、朝日新聞にまで載っていたので、ちょっと不思議な感覚にとらわれた。前夜、野球が雨で中止になったりしたから、ネタがなかったんだろうか。何の説明もなく唐突に「芸能人女子リーグで活躍する10人が……」などと書かれても、朝日の読者の大半は、わけわかんないだろうと思う。
それも含めて、講談社こういうのとか、「なでしこリーグ」のこういうの(吉澤のみ)とか、いよいよ「本来の普及活動のサポートというお仕事」が立て込んできた感じです。


これを機に、スフィアリーグの認知度をもっと上げてほしいですな。
衛星放送だけとか、地上波であってもいったい誰が見るんだという真夜中の時間帯の番組でお茶を濁すのではなくて、もうちょっと積極的に取り上げてもいいのではないか。
ただ、確かにスフィアリーグの持つ「アイドルのフットサル技術の向上を見て愉しむリーグ」というUSP(固有の訴求点。unique selling proposition)が、視聴者にどれほどの共感を得られるのか、難しいところではありますが。
技術向上の結果、チームが強くなるのはOKである反面、強くなること、勝つこと自体を目標にチームづくりをすると道を踏み外してしまうリーグを、どう見たらいいのか迷う人も少なくなさそう。アイドルがフットサルで本気で戦っているのをおもしろいと思える人は、すんなり入ってこれるだろうけど。高度な技術に感動したい人(サッカー・ファンの大半はたぶんこっちでしょう)は、下手くそで見てらんねーとそっぽ向くだろうな。
でも、サッカー・ジャーナリズムの分野で、スフィアリーグを追いかける動きが一部で出てきていたりするので、火のつけ方によっては一気に爆発しそうな気もしますけどねえ。
ある面、「アイドルのクラブ活動」に過ぎないとも言えるけれど、それなのに大手企業がスポンサードしているのも事実で、それは大きなお金が動くくらい魅力的なコンテンツだからでもある。
下手は下手なりに、真剣にフットサルに取り組み、着実に上達している、でありながら勝利至上主義ではない楽しみ方を追求している、つまりアマチュアスポーツ的に健全な進化を遂げているアイドルたちの姿は、これからフットサルを始めたい、あるいはちょっとかじっていて、もう少しマシになりたいという人なら誰もが通るべき道を照らすガイド灯なんだよな。初心者の参考になる、いいお手本になってると思うよ。
(そういう切り口で考えてみると、あまり強力な経験者を助っ人として迎えるのは理想に反するかもしれない。でも、そういうチームもあっていいけどね)