劇評を探す

日生劇場および松竹座の芝居が無事楽日を迎え、5月は池袋シアターグリーンでの公演が待っている、保田であるわけなんですけれども。
ところで、演劇通が書いているブログを検索で探して、『夏ノ夜ノ夢』のハーミアがどう評価されているかを調べたりしませんでしたか、保田ファンの皆様? ぼくはしましたよ(笑)。
可能性はありそう」とか、「期待していなかったぶん、逆に好感が持てた」、「達者ではないが好演」といった意見が多かったように思います。全体的に、元モー娘の子→どうせ大根に決まってる、という先入観がありそうな気配の文面でした。実際に見てみたら、意外にまともなので驚いたんでしょうね。
もちろん、「いただけない」「力不足は明らか」なんて、厳しい指摘も見かけましたが。経済評論家の佐藤治彦氏もめった切りにしてくれてます。いやー知らなかった、この人、劇団を主宰しているんですね。びっくりです。
舞台自体のデキがどうも酷評に流れ気味で、不満のバイアスがかかった目で見られてしまった不利はあると思います。そんなネガティブな評価ながらも「ハーミアはまだ我慢できる」とか、「保田の可愛さが救い」といった、かろうじて好意的な意見も拾えました。「ダンスのキレがいい。さすが元モー娘」と、そこだけ誉めている人もいたな。
いずれにしても、保田ハーミアに言及した部分そのものが少なく、取り上げてくれたとしても、ほとんどのブログが1センテンスほどで触れているに過ぎない。やっぱり尾上松緑のパックってどんな芝居なのかという興味で足を運んだのだろうからムリもないけど、でも、そういう条件のなかで、芝居見巧者の観客に少しでもいい印象を残せたのだとしたら、駆け出し女優としてはすごいがんばったといえるんじゃないだろうかしら。
今後、もうちょいトントントンッと勢いよくキャリアを積んでいけると理想的なんだけどな。けっこう波あるもんね。たてつづけにテレビ出演したかと思うと、ぱたっと見かけなくなってしまったり。
うーん。まあいいや。いいかげん仕事に戻らないとヤバいので、今日はこれくらいにしときます。