あら見てたのね

先日、会社員の友人(非ヲタ、というよりアイドルに興味なし)と会った際、「この日記も読んでますよ」と言われて、いささかバツが悪かったです。恥ずかしいものを見られちまったなあという感覚。インターネットで公開している以上、いまさら恥もクソもない、誰に見られても堂々と振る舞うべきなんでしょうけど、まさかアイツが読んでいるとは。
しかし、もともとこの日記は、くだんの友人のような、ハロプロを知らない人を前に置いて、ハロプロの、もっとはっきり言えば保田圭のここがいいんだよと飲み屋で熱弁を振るう感覚で書き始めたのでした。「このおっさん、バカだなあ」と笑ってもらえれば本望でした(昔からそういうポジショニングだったのです。ほら、高校の部活や大学のサークルなんかに必ずひとりはいたでしょ、後輩にも舐められる役回りの人間が)
だから最初の頃は、一般の人にも入りやすいように保田のキャラクターやポジショニングを解説するような書き方を心掛けていました。日記のタイトルも、「保田がこれからおもしろくなる。皆さん知らないだろうけど、保田って意外にいいよ」という意味合いでつけたんです。
ところが、いつのまにかその高い志を(笑)忘れて、保田ウォッチングの感想(とガッタスへの応援)をだらだらと書くだけの日記になっていた。ま、実は「それでもいいや」とコンセプトの揺らぎを自覚しつつ書き続けていたんですけれどね。


前回、斉藤の動きを「ムダ走り」と書いちゃったんですが、あとでいろいろと考えているうちに、「あれが彼女の持ち味ではあるんだよな」と思い直しました。
ボール扱いに不安のある斉藤は、ドリブルで突破したり、前線で受けてキープしたり、散らしたり、といったプレーを期待するのは難しい。攻撃の際は、スペースに走り込んでおいて、出てきたパスをダイレクトで合わせるのが、彼女にとって得点できる可能性のあるほとんど唯一のプレーだったんだと思います。
だからこそ、たとえパスがなかなか出てこなくても腐らずに走り続けることが必要だったのでしょう。メンバーのなかで、試合出場の延べ時間が最も短いのは斉藤ではないかと思いますが、それでも2ゴールしているのですから、彼女の走りは決してムダではなく、むしろ効率がいいとも言えるかもしれません。