エルダークラブ

中野サンプラザへ、エルダークラブの公演を見に行った。
息もつかせぬスピード感とエネルギッシュで絢爛たるステージを堪能し、とても楽しかったが、まだ食ってる途中なのにどんどん次の料理が出てくるせわしないレストランに入ってしまったような感じもあって、老体にはちょっと疲れると思ったのも事実です。
ファミリー席って、2階席の前のほうの列だけなんだね。客席全体がスタンドアップし、大時化の海のように荒れ狂っているのに、その一画だけ妙に行儀よく静か。もちろんファミリー席があるからぼくも助かっているわけだが、一部分が水でも打ったように落ち着いているのは、全体的な眺めとしては異様かもしれません。
安倍、松浦、後藤を核にして、他のメンバーを数人ずつに割って絡めていく構成。最近のハロプロコンサートが基本にしているスタイルですが、考えてみれば、カントリー娘。メロン記念日がメンバーを分割されるいわれはないわけで、それぞれのファンにとっては、少なからず不満だろうなあ。保田や飯田の出番もわずかといっていい。
うーん。あの形式に不満な人たちの気持ちが、ちょっとだけわかってきました。しかしカントリー娘。が見たければカントリー娘。のイベントへ行けばいいし、メロン記念日が聞きたければメロン記念日のライブへ行けばいいが、保田の歌だけを聞きたいという場合はどこへ行けばいいのか。
やはり、カジュアル・ディナーショー・スタイルのライブを、一般向けにも企画してほしいと思う。つまり、2人もしくは3人程度のジョイントコンサートで。集客が心配というなら、大きな会場じゃなくてもいいじゃん。
その代わり、丹念にいろんな都市を回ってさ。多くの人に見てもらえるようにすれば、みんな喜ぶんじゃないのかな。
その場合は、ぜひ生バンドで頼みます。気のせいかもしれないけど、カラオケの音って、生より耳にやさしくない。小耳骨が痺れちまうんです。