これからも

飛び込みの仕事に思いのほか手こずり、ふと時計を見たら、あと数分で日付が7日に変わろうとしていた。
しょうがないから、保田圭生誕25年記念大感謝フェアのお祝いメッセージを綴るのは諦めました。
しかし25歳かー。羨ましいですな、若くて。前途洋々だ。
我が身を顧みれば、ただ馬齢を重ねるのみ、何ひとつ成し遂げないまま四十路も半ば過ぎを迎えてしまった。気持ちだけは25歳のままなんだが。いや、仕事の能力も25歳から成長してないかも。ダメじゃん。


モーニング娘。だった娘たちも、どんどん大人になっていく。
彼女たちは、少女時代にひとつの頂点を極めるという特異な経験を持っています。繊細すぎる人は、過去の栄光が呪縛となって押しつぶされたりする場合があるけど、少なくとも保田は、その心配はないと思う。「繊細さがない」という意味ではなくて、たぶん過去の実績は過去の実績として、自分のなかで整理がついているんじゃないか。卒業という形で強制的にキャリアをゼロ・リセットさせられることで、自分の価値を真っさらな状態から再生産していく前向きな気持ちを持ちやすいのかもしれない。
性格的にも粘り強いし、壁にぶち当たっても逃げずに乗り越えようとする、強さもあります。そんなキャラクターが、番組制作のスタッフに一目置かれているんじゃないかと思う。新曲を出すでもなく、話題性の高い連続ドラマに起用されるでもないのに、大物気取りで態度が悪ければ、お仕事なんかあっという間になくなってしまうに違いないですからね。それはぼく自身の経験上からもいえます。そんな経験を知っている自分というのもどうなんだろうな。まあいいや。
すごい勢いで駆け上っていく矢口に比べると保田はスローペースですが、着実に前へ進んでる。マクロな視点で見れば、微々たる前進だろうし、単に後退してないというだけかもしれないが、下手すりゃ2〜3年で様変わりするショービジネスの世界で、都合8年もやってこれたんだから、たいしたもんです。派手さはないにせよ、地道にがんばっているそんな保田のこれからを、楽しみにしていきたい。


一日遅れになりましたが、
保田圭さん、お誕生日おめでとうございます。