昨日の続きです

前回のエントリで、ガッタススフィアリーグ加盟チームに、一般の大会にも参加できる道を用意してほしいと書いたところ、「日本サッカー連盟に選手登録しているのだからいつでも出場できるのでは」とのご指摘を頂戴しました。
レスにも書きましたが、それについてちょっとだけ補足させてください。
えーと、参加条件についてはまったくその通りなんです。ガッタスが出場した「東京都女子フットサル大会」にしろ、先の「すかいらーくグループカップ」にしろ、東京都サッカー協会が主催。日本サッカー協会ならびにその下部組織が主催する大会に出場するには、協会に登録しなければならない決まりですから、ぼくも彼女たちが選手登録していることは知ってます。選手登録したときの記事を、サンケイスポーツか何かで読みましたしね。
ですが、実際には一般の大会(芸能人チーム同士ではない大会)への参加は、たぶんガッタスが昨年3月の「第4回東京都女子フットサル大会」に出たのみでしょう。他のチームの動向は寡聞にして存じ上げないが、少なくとも積極的に一般大会で武者修行している状況ではないと思う。
それは、芸能人チームの参加によって生じそうな混乱を避けているためとか、都大会レベルでも実力差が大きいからとか、いろいろな理由があるだろうけれども、いちばんには、芸能人チームは芸能人チームだけでカップ戦をやらせれば、客席の収容人数がでかいハコでも満席にしやすい(なんせ下手なJ2の試合より集客力がある!)し、大企業がオフィシャルスポンサーにつきやすいし、それだけ儲かるから、という理由があると思うんです。あと試合の様子を撮影したスチルや動画の版権管理の問題も一括でやりやすいとかさ。まあ想像で言ってますけどね。
そういう認識がぼくにはあったので、スフィアリーグ結成と聞いて、まず最初に考えたことは「芸能人は芸能人同士で切磋琢磨できる場を用意してあげるから、当面そこでおとなしくボール蹴ってなさい」という囲い込み策だったら寂しいなあということでした。ガッタスほか真面目に練習している子たちは、もっと上手くなりたい、純粋にフットサルの選手としてもやっていきたい夢があるはず。だとしたら、日本のプロ野球選手がメジャーリーグをめざすように、Jリーガーがヨーロッパで試したいと願うように、彼女たちにもより上へ、より高いレベルへ導くドアが開いていてもいいはずだ。ビジネスだから興行収益を優先するのはかまわないけれども、彼女たちを商売ネタだけで考えないでほしい。そのような気持ちから、前回のテキストを書きました。
やれやれ、「ちょっとだけ補足」などと言いながら、長くなってしまいましたね。