ＣＨＯＯＰ優勝おめでとう

シュープの時代が来るのかな。「冒険王リーグ」優勝おめでとう。
今回が初タイトルとはいえ、過去の大会でガッタスやカレッツァと互角の勝負を展開していたのですから、この結果に驚く人は少ないでしょう。いいチームですよね。とかく経験者がワンマンプレーに走りがちな（しかしそれが頼りでもある）チームでは勝てなくなってきているくらい、大会のレベルが上がっているんだと思う。その意味で、全員攻撃・全員守備の意識が高そうな、バランスの取れた組織づくりをめざしてきたらしいシュープがチャンピオンになったのは、すごく象徴的なリザルトであると言えないでしょうか。
ガッタスですが、準決勝からはサッカー経験者がフィールドプレーヤーの中にいないという不利な条件を抱えての２試合でした。それでもカレッツァには勝つあたり、たいしたもんですが、決勝戦まで勝てるほど甘くはなかったということですな。しかし可能な限りベストを尽くし、力を出し切っての準優勝なのだから、それは誇っていいと思います。
今回はコートの狭さが災いして、ガッタス得意のパス回しとスペースを有効に使う攻撃の形がなかなかつくれず、苦労したみたいですけど、カウンター重視の戦い方に切り替えたり、ポストプレーヤーを前に置いてぼんぼんクロスを放り込む荒技も見せたと聞きました。いろいろやってくるチームだなあ。

それにしても、「女子アイドルフットサル」、これ、マジで大波が来るよ。
芸能人同士ばかりではなく、たとえば去年の春にガッタスが参加して大敗した都大会みたいな、一般大会に出場してもらい、いまの実力ならどれくらい通用するのか見てみたい気もしますが、それは難しいのかな。その都大会で対戦相手になった高校は、肖像権などの権利関係を巡る同意書が事務所から送られてきて、かなりビビったらしいですし、部員たちは芸能人なんかと試合したくないと、そうとう憤慨したらしい。またガッタスが出場するということで参加申込みが急増し、大会の運営方式そのものから大幅に変更になったという話です。ちょっとした騒ぎを引き起こしたわけですね。
ただ、ガッタスが真剣にフットサルをやろうとしていること、応援に来たガッタスヲタの雰囲気がよかったことなどが、相手チームはもとよりその関係者、関連団体などに好意的に受け止められ、フットサル普及のためにはよかったんじゃないか、新しいサポーター層を獲得できたんじゃないか、という意見に落ち着いたようです。そのとおり、という気がします。
そんな流れがあるので、一般大会にも堂々とエントリーしてほしいし、主催者側には、どうか門戸を閉ざさないでほしいとお願いしたい。
逆に、アイドルチームはそのような一般大会に出ても、そこそこやれる程度の実力は身につけるんだ、くらいの勢いで切磋琢磨しなくてはいけない。
つまり、「芸能人がフットサルなんて」という偏見をなくすことが、ガッタスたちアイドルフットボーラーに課せられた次のミッションなんじゃないかと思います。