7月のカップ戦について

7月の『すかいらーくグループカップ』について。
お台場で熱戦が繰り広げられている最中に、過去のカップ戦について書くのも何か間が抜けてますが、今日スカパーで放送があったんだもん。見ちゃったんだもん。

5月の『739カップ』よりどのチームも全体的にレベルが上がってますね、などということは、もはや言わずもがなでしょう。皆さんがよくご存じのとおりです。
ただ、ガッタスのパスサッカー、ポゼッションサッカー(サッカーっつうか、フットサルですが)の完成度もさらに上がっていて、まあ局面によってはスペースへのフリーランニングが目に見えて少なくなり、グダグダになったりもしていましたが、たとえプレッシャーをかけられていても、苦し紛れに蹴り出すようなプレーはほとんどなく、落ち着いてボールをさばけてます。どことの試合だったか、中盤の人が多くスペースのないエリアで、ダイレクトパスを3〜4本回して相手のマークをあっさり外したプレーには目を見張りました。つなぐ意識はそうとう高いし、その技術もある。チーム全体の有機的な動きで攻める、あるいは守ることができている。そんなサッカー(つうかフットサルですが)をやっているチームは他になく、基本的には特定の経験者の個人技に頼るスタイルを脱してない。もちろん、カレッツァシュープファンタジスタなど練習熱心なチームはみんなぐんぐん上手くなってはいるのですが、ガッタスに見られるような相互信頼がいまひとつ築けていない感があります。

今回、録画中継の観戦で目を惹かれたのは里田まいです。よく走ってるし、一対一にもそこそこ強そうだし、ボール扱いも巧み。ボールホルダーになったとき、すばやくルックアップしてフリーの味方を探すアクションは、もう何年も経験を積んだプレーヤーのようにさえ見えます。ガッタスの選手は、パスを出したあともウォッチャーにならないで、パスをもらいやすい位置へ移動し味方をサポートする動きができているんですが、里田はとりわけその判断が速く、彼女から展開する攻撃がいい形になってる気がします。