シャッフル聞きました

配送可能日が22日以降というメールの知らせにもかかわらず、シャッフルユニットのマキシシングルCDが、アマゾンから21日に届きました。こーゆー場合も「フラゲ」って言うんでしょうか。

せっかくだからと思ってLIMITED EDITIONを注文したから、ブックレットが付いてきました。付いてきたっつうか、その分の費用も払っているわけだが。早い話アーティスト写真集ですけど、ちょっと期待はずれだったかな。ショットのパターンにバリエーションがなくて、飽きる。52ページも必要か、これ? このボリュームでトーンの変化がないビジュアルを羅列されるのはかなりつらい。

歌についてです。
セクシーオトナジャン『オンナ、哀しい、オトナ』が意外にいい。ボサノバの物憂げなイントロに続き、低音のウィスパーボイスによる藤本の歌い出しがキマッてます。子どもたちふたりも上手いじゃないですか。三浦徳子の詞はシンプルでわかりやすい言葉づかい。かと思うと、急にドキッとするフレーズが挟み込まれ、ハッと惹きつけられる。3曲のなかでいちばんの佳曲かもです。

エレジーズ印象派 ルノアールのように』。教養がないので、なんべん詩を読み返しても、なぜルノアールなのかわかりません。曲調も、あーつんくっぽいとしか感想が浮かばないや。

プリプリピンク人知れず 胸を奏でる 夜の秋』も、つんくっぽいといえばつんくっぽい。カラオケの映像にしやすそうな身近な世界観の歌詞なんか、とくにそういう感じです。
ニゾンのコーラスに気になるほどのピッチの乱れもなく、ブレスもほぼぴったりそろってます。さすがですが、そろっているだけに一人ひとりの声は識別不能です。中澤と保田の声質は調和しにくいのか、娘時代はデュエットでもはっきり別れて聞こえましたけど、4人でのユニゾンだと渾然一体になります。せっかくこの4人を集めたのだから、4声の多重コーラスを……とも思う一方、たとえばコンサートのラストあたりで、いいかげん耳が疲れたというときに、まったりしながら聞く分にはこの編曲でいいのかなとも思います。それに、主旋律はあくまで4人のユニゾンですが、いちおう、稲葉のハモリパートのトラックも入ってますしね。