この人も保田顔

ぱんぱかぱーん。『ぼっけえきょうてえ』の岩井志麻子も「保田顔の人」に認定したいと思います。
たいして似てはいませんが、エラの張った輪郭とデコっぱちな感じが、系統としては同じかな、と。そうそう。なんか、保田って先生顔だと思う。先生という敬承をつけて呼ばれそうな職業の人っぽい。小説家とか漫画家とか。あるいは、小児科のお医者さんとかね。建築の勉強をしにミラノに留学したら、恋仲になったイタリア人の影響でイタリアン・モダンにハマってしまい、インダストリアル・デザインの工房で修行していま3年目になります、みたいな。クッキー・フェイスというと夏目雅子ですが(おっさんにしかわからない)、保田はティーチャー・フェイス、ドクター・フェイス、マエストロ・フェイス。仕事に関しては自分にも他人にも厳しい反面、優しすぎるところがあるせいか男運はあまりよくありません。……あの、これ100%妄想ですからね。

モー娘。オレンジレンジに営業接待? おもしれー。タイアップできるもんならしてみてくださいよ。どういうことになるのか、いっぺん見てみたいわ。
合コン会場とされる西麻布の巨大居酒屋ってグローバルダイニングが経営している“あの”店ですな。どうせならアップフロント系列の店でやりゃいいのに。

オレンジレンジの話が出たので、ついでに、彼らの曲づくりのスタンスを糾弾する声がネットを飛び交う状況になっている点について。
http://www.bounce.com/interview/article.php/1081
↑こういう発言を本当にしたのであれば、反発を生んでもしかたがない面が確かにあるかもしれませんが。
ぼくは「パクリにもセンスと技術が必要」と思います。上手にパクるのは難しい。そしてオリジナリティ豊かな人はパクリも巧いものです。
たとえばブラームス交響曲第1番には、ベートーベンの9番のパクリと指摘されてもしかたがないほどそっくりなメロディが出てきます。現にブラームスはベートーベンを崇拝していたことでも知られていて、むしろあえて似させたとも言われています。だけど誰もブラームスをパクリ音楽家とは呼びません。ブラームスの才能とそのオリジナリティは疑いなく豊かだからです。
あるいは、島崎藤村。代表作である『破戒』は、ドフトエフスキーの『罪と罰』を下敷きにした作品であること、皆さんもご存じかと思います。
はっきり言って、上手に盗作した作品は、盗作ではありません。と、ぼくは思います。
オレンジレンジのパクリ方は巧いほうでしょう。なかなかのセンスをしていると思いますよ。アーティストというより、エンターテイナーの素質なのかな。『ロコローション』での、シャンプーやキング/ゴフィンの作によるメロディの使い方はパクリというより完全な引用で、「にくい使い方をするな」と感心したほどです。
そもそもですね、自分たちの曲はほとんどパクリと公言するようなミュージシャンって、要するにインチキ臭いのが大好きな、怪しげなジャンク音楽家ってことでしょ。腹が立つなら、そう思って聞けばいいだけの話ですよ。生命線は「いかに巧くパクったか」なのだから、非難されるとしたら、パクリでない音楽をやり始めたときか、もしくは、誰もパクリと気づかないパクリ方をしたときじゃないの?