いいとも裕子

『いいとも!』のテレホンショッキングに出演した中澤裕子。このコーナーは、モーニング娘。のオリジナルメンバー5人で出て以来の登場です。
姐さん、「めちゃくちゃ緊張してます」と身をすくませながらも、口はよく回ってましたよ。レギュラー出演していた頃の全部を合わせたよりも、喋った語数が多かったんではないかと思えるほどです。ゲストがひどく緊張している場合が多いためか、テレホンでのタモリはあまり話題を広げません。この日もワンテーマに絞ってトークを展開していました。こういうところは、さすがに巧いなと思います。無理して受けをとろうと狙ってないのが功を奏しているようです。
ミュージックステーション』においては、超ロー・テンションな司会ぶりでシベリアの永久凍土のごとく冷え切った空気を演出するのが逆の意味で印象的なタモリさんですが、これから生歌を披露しなければならない歌手と、会話が弾むわけないですって。みんな心ここにあらずですから。
もともと、25年前にタモリが『いいとも!』という生番組に起用されたのは、目の前で起こったことをその場でトークのネタにできる話術が期待されたからだ、と、当時のプロデューサーが語っているのを何かで読んだ覚えがあります。他にそれができるのは、明石家さんまビートたけし島田紳助だったかも。いずれにせよ現在でも第一線に残ってやっている人)だけであるとも言ってましたね。そのなかでなぜタモリが選ばれたかは、週5日拘束できるのがタモリだけだったから……みたいなことじゃなかったっけな? ごめんなさい、これ不確かです。それはともかく、テレビ関係者から「生では使えない」と評されていたタモリが、真っ昼間の生番組に出ているのは、見ているこちらとしても非常に座りが悪かった。よもや、四半世紀も続くギネス番組になるとはねえ。
しかしなんで私、タモリのことを熱く語っているんでしょう?

ところで中澤姐さんは、ほんの少しふっくらしたように見えます。いや、わからない、化粧を変えたためにそう見えるだけかもしれない。でも、雰囲気が丸くなり、優しさが感じられることは確か。仕事がちょうどいいペースでこなせている証でしょうし、人間的にも成熟したのでしょうね。