転んでも只ではおきるなよ

ハロプロに興味がない層は、ニュースになって初めて「なっちの件」を知るわけです。そういう人たちのウェブ日記では、ここ数日間でようやくちらほらその話題に触れている感じ。もちろんあらゆる日記サイトを巡回したわけではなく、たまたま自分のよく見ているブログなどで、ちょこっと取り上げているのを見ただけですが、やはりゴーストライターがやったことにしちゃえばいいのに的な角度の意見が多いですね。
そういうことを言われると、脊髄反射的に「あんまりライターだけの責任にしてほしくねーなあ」と思ったりします。いちおう畑違いながらライターの肩書きを持ち、またゴーストライターの経験もある者としての本能ですかね。
言っときますけど、もしライターが詩も書いたんなら、このような事態にはならなかったよ。

そうは言っても、ぼくは安倍さんに同情的です。誰だって注意不足によるミスや失敗はするし、それが周囲の迷惑になったり面子を潰しかねないところまで発展してしまうケースもあるさね。ぼく自身、ミスは数え切れません。誤植に気づかず、そのまんまB全のポスターが刷り上がってしまったり、英文のフレーズが文法的に違うんじゃないかとクライアントの社長から指摘され、代理店に叱られたり。何回も謝罪した。それがこのトシになってもヘボライターと影に日向に嘲られる所以ではあるが。そういった経験の一つひとつが心の痛みを伴って思い出されるあまり、この話題、当駄日記でずいぶん引っ張ってしまいましたが、ぼくの関心そのものは、謹慎開けの「安倍なつみ復帰への道」が、どう企画されているかに移っています。当然、絵を描いてるでしょう! 安倍さんのパブリックイメージを再構築して、一段階も二段階も成長させるチャンスだと思いますんで。