保田とWのネプリーグ

「ネプリーグ」をちゃんと見るのは初めてです。
Wの二人といっしょに出ると、保田はどうしても「お目付役」的な立場に見えてしまいます。実際、そうだったのかもしれない。辻加護の謎な言動を、一般レベルでもわかるように翻訳する人が誰か必要ですから。組み合わせ的には可能性を感じるセットですね。
冒頭の紹介のところで、さっそくオチに使われていたのも、オイシかったです。「結局、私、それかー」という表情で受け入れる保田のリアクションに、そこはかとないおかしみを感じました。最近は芸人よろしく逆ギレスタイルで突っ込むアイドルをよく見ますので、こういうふつうっぽい反応はむしろ新鮮です。

名倉潤がずっと「おばちゃん」と呼んでましたが、これ、ニックネームとしてもっと広まらないかな。まあ、おばちゃんというのはあくまで辻加護の目線による発想で、一般化しにくいかもしれないから、別におばちゃんでなくてもいいんですけど、とりあえずそこ弄っとこうという手がかりみたいなものができれば、バラエティでやりやすくなるんじゃないかと思って。

ただ、いくらバラエティ出演の機会に恵まれるようになったといっても、そればっかりだと保田圭という人のやりたいことが世間に伝わりづらい。
バラエティこそ生きる道っていう方針なら話は別ですが、歌をやりたいと本人も口にしていますし、ぼくもやっぱり彼女は歌がホームグラウンドだと思います。
いまの時点では、出る番組を選ばないくらいの勢いで顔出しの機会を増やしていくことにプライオリティを置いてもいいでしょう。ファンにとっては「出演ラッシュで保田祭り!」でも、そうでない多くの人たちには「久しぶりに見たけど、まだいたんだねこの子」でしかないですもん。だから視聴者との接点を可能な限り広げるコミュニケーション計画は大賛成ですし、いろいろ仕事の経験を重ねていくなかで、転機になるような人や出来事との出会いがあるんじゃないでしょうか。いずれはその成果を、レコード会社に「そろそろ出してみようか」と言わせる展開へつなげていってほしいな、と。
そうなることを願って、いや、信じてます。