やぐちW

やぐちひとり」、スタートした頃と比べると、映画の紹介よりトークのウェイトが大きくなってませんか? やっぱり、最初は制作スタッフの間に恐る恐る感があったと思われます。矢口をMCに据えてみたものの、どこまでできるのか、はて……という。それが、喋らせてみたらけっこう使えるじゃん、みたいな印象に変わったんじゃないでしょうかね。いや、予想以上に劇団ひとりと噛み合ってるので、ぼくも矢口を見直しました。自分のラジオ番組を持っているだけはありますな。「なんでですか」「ダメじゃないですか」と横で突っ込んでくれる相棒を得て、劇団ひとりも嬉しそうです。
松浦亜弥モーニング娘。が共演するエプソンカラリオのシリーズCM、新展開「年賀状大使編」はWが登場してます。このふたり、これが何本目のCM契約でしょうか。本数的には松浦を凌いでいるかもしれません(出稿量はあややのほうがだいぶ上でしょうけど)。お茶の間人気の高さを窺わせます。それにしては、歌はたいして売れてないのが不思議……でもないか。辻加護の商品価値は「辻加護であることそのもの」にあるわけですから、戦略上、歌の比重はあんまり高くないんですよね、きっと。ヲタにしか受けない持ち歌をCMと下手にタイアップさせるより、オリジナルのCMソングを歌わせたほうが扱いやすいし、訴求ポイントを商品告知に絞れますもん。
一般のお父さんや奥さま方は、彼女たちが歌を出していることさえ知らないんじゃないかと思えますが、それで通用しているんだから万事オーライなんですよ。