ちょこっと反省

前回は「竹美は保田にとって適役ではない」などと断定口調で書いてしまい、少し反省しています。もし大阪のローカル言語の問題で、保田の演技力を世間が評価する目に曇りが出てしまうとしたら、やるせないと思うあまりのこととはいえ、言い過ぎでした。
ことほど左様に、保田の話になると冷静さを失う中年男に対し、あなたは不気味さをお感じですね。ですねですねですね。
しかし、四十代になっても、芸能人の熱心なファンであることは、奇妙でもなんでもありません。なにしろぼくらの世代は、アイドルというタームが、歌唱力や演技力よりもルックスのキュートさ、神々しいほどのオーラにつつまれたスターではなく、学校の同級生のような身近さを意味するようになり始めたちょうどその頃に少年期を過ごしています。だからアイドルを応援したくなる心理を経験済みの人が少なくないのです。だいたいは大人になるにつれて、アイドルからも卒業していくのですが、そのかわり香西かおりのファンになるとか、韓流ドラマの役者に夢中になるとか、対象が変わるだけで根っこの部分は変化なしなんですよ。ぼくの場合はそれが保田圭であるというだけの話で。