8月26日「うたばん」

「うたばん」にチャンネルを合わせるのは久しぶりですが、もれなくコメディアンがついてくる、という構成がもはや定番になっちゃってるんですね。見るたびに、必ず笑いのコーナーがあります。注目芸人のネタが楽しめるのは、「笑い好き」にとってはありがたいものの、本来のゲストがほとんど添え物的になってます。日本語でのコミュニケーションにやや難のあるBoA(ずいぶん大人っぽくなっているのにびっくり)のコーナーに賑やかしを入れたいのはわかります。カンニングの竹山のキレ芸(?芸っていうのかな?)は、だいぶ受け入れられてきた感、しますね。自信が出てきて、堂々とキレていますけれど、以前の、上滑りしていたときのほうが、ぼく的にはおもしろかった。


さて、安倍なつみのコーナーは
ここでは友近がネタを披露。安倍にも喋りを期待していないのでしょうか。事務所サイドは気楽でしょうけどね、これなら。余計なことをいっさい喋ってないから、チェックの必要がありません。
しかし友近っておもしろいのかな。デフォルメしすぎない人間観察ネタ。すごくリアルで、うまいんですが、笑わせることを目的にしてない感じがする。ナンセンスの要素を入れるとイッセー尾形になっちゃうし、ってところで、微妙な線を狙ってますね。「いそうでいない、いなさそうでいる」という人物造形を芝居に落とし込んでいくのは簡単じゃないと思うんで、力はある人なんだと思います。
安倍のことを書くつもりで友近の話ばかりしてますが。
いまつきあっている人いるのかというお決まりの質問を発する石橋に、
「さぁー、どーですかねー」と受ける安倍。
23歳の女の子だな、って感じがします。この手の質問をされることにすっかり慣れて、といって、いちいち聞かれるのがうざったい。ちょうどそういう年頃でしょう。
「恋のテレフォン GOAL」。これまたずいぶんかわいらしいティーンズ・ポップス調だな、っていう。石橋貴明の言う通り、ピロリンってトシじゃねえだろうという気がしますが、安倍がやるからおもしろい、という肯定的な見方ができることも確かです。これ、松浦亜弥が歌ったらふつうですもん。ちょっとキツイかなと思わせるスタイルを、自分に合ってるからという理由で堂々とやりきってしまう、無意識過剰なカマトト。天真爛漫。
それでこそ安倍ですわ。