10日の「HEY! HEY! HEY!」

モーニング娘。とプロレス団体を重ね合わせて論陣を張るテキストサイト管理人が少なくないのは、なぜなんでしょう。そんなに共通するモノがあるのかね。格闘技方面には暗いので、どうもピンと来ません。

さて「HEY! HEY! HEY!」のモーニング娘。は「チャンプ」で座りトーク。その日のゲスト中でイチオシ扱いしてくれてます。捨てる神あれば拾う神あり。「うたばん」に飽きられても、「HEY! HEY! HEY!」が優しければ充分です。
新鮮みに欠けるベテラン的ポジションにあると先日は書きましたが、この子たちはまだまだ「二軍落ち」はしていません。
企画書上の文言はどうだったかは知るよしもありませんが、モーニング娘。が制服向上委員会やおニャンコクラブの方向をなぞった生まれ方をしているグループであることは明白です。関係者はそれとは別物だ、真似ではないと主張するでしょうけど、見かけが似ているものはしょうがない。
しかし、制服向上委員会とは違って「メジャーリーグ」入りを果たし、おニャンコのように短命で終わらなかったのは、結成前後のストーリーづくりの上手さと、プロ意識を徹底して叩き込んだことと、つんく♂というプランナー的センスのあるプロデューサーにまかせたこと、にポイントがあると思います。あるいは、デビューできただけで満足せず、より高いものをめざそうとする意欲と向上心にあふれた人材を選んだこと、も含めていいかもしれません。良きにつけ悪しきにつけ、求められることに対してプロとして応えるスピリットは、モーニング娘。に受け継がれる伝統になりました。
ということで、トークのテーマは「一枚の写真」。メンバーがそれぞれ自分の「これは」というワンカットを持ち寄って、それをネタに、見る人を楽しませようと趣向を凝らしています。この試みは前にも一度やりましたかな。
個人的に興味深かったのはソファに座る位置。藤本美貴浜田雅功の隣にいて、ここはかつて中澤裕子の指定席だった場所です。浜田が拾いきれなかった場合、藤本がツッコむ、あるいはフォローする役割を振られているわけですね。
てな具合で、おのれの持ち味をどう見せるかに、それぞれ腐心していることがよくわかるコーナーでした。