保田ウィーク補足

■保田ウィーク補足
前のテキストで、旅番組と保田について「そういう方向の仕事しかなくなってしまうのか(中略)不安」と書きましたが、旅番組が他の番組に比べて低級であるとか、貶めるつもりで書いたわけではありません。保田は女優になりたいと宣言し、かつ、曲づくりにも挑戦したい、歌は一生続けていきたいと所信を表明しています。だからファンも、彼女の舞台や歌を心待ちにしているんですね。にもかかわらず、畑違いの「旅レポーター」に落ち着いてしまうとしたら、ガッカリもいいところだね、という気持ちが背景にありました。
なにしろ、女優らしい仕事といえば1月の「羅生門」出演が(グループを離れたあとの)唯一の実績ですし、フジテレビで音楽番組を多く手掛けているプロデューサー・きくち伸氏から「保田はもっと歌うべきだ」とのお言葉をちょうだいしながらも、メディアで生の歌声を披露する機会は、昨夏の「お台場フォークジャンボリー」と、先月BSフジでオンエアされた「MUSIC INDEX Hi-Vision PREMIUM LIVE」の2回あっただけなのです。
保田が、自分の本当にやりたいことを諦めてしまうのではないか。それをいちばん心配しているんですね、ぼくは。旅番組だからというのではなく、たとえば「報道ステーション」のメインキャスター、古舘伊知郎に替わって保田が就任! などという事態が起こったとしても、それはそれで大喜びするに違いありませんが、でもやはり「芝居や歌はもうやるつもりないのかな。だったら寂しいなあ」と思うでしょう。まあ、100%ありえない仮定の話ですけどね。
それよりは実現率の高そうな、保田が旅人としてカメラ前に立つドキュメンタリー番組の可能性ってのはどう。それはそれで悪くないじゃんとか言って。何が望みなんだ。支離滅裂ですわ。

ただ、保田は絶対に歌うことを忘れてはいません。「キャイ〜ンの香港丸ごと高定低スペシャル!」で、将来の夢を尋ねられたとき「CDを出したい」と答えた彼女はリアルに「素」だったと思います。直後、本音オンリーでは盛り上がらないと感じたか、あるいはその手のセリフも言ってほしいと指示があったのでしょう、「幸せな結婚がしたい」と付け加え、混ぜっ返してしまいましたが。
それはそうと、スタイルの名称は知りませんが、後ろでくしゃくしゃっとまとめたような髪型がよく似合っていました。ワンレングスより、多少ボリューム感のある活動的なヘアスタイルのほうがいいですね、彼女。