年寄りブログ


保田が何回にも分けて扁桃腺手術の体験記を書いているが、ぼくは血とか痛いのとか見たり聞いたりするのがすっげー苦手な、か弱いうさぎちゃんのようなオッサンなので、申し訳ないけど、まったく読んでません。
もっとも、扁桃腺の辛さは、わかります。子どもの頃はしょっちゅう腫らしてました。
ただ、ぼくの場合は「扁桃腺が弱くて熱が出る」のではなく、風邪を引きやすくて熱が出ると結果として扁桃腺が腫れた、という感じだったが。でも、水分が飲み込めないほど痛い思いをしたのは、保田と同じです。
とにかく病弱で、いったん寝込むとなかなか治らない。幼稚園を1ヵ月休んだのを皮切りに、小学校も毎年、1週間2週間欠席してました。卒業式も前日まで寝込んでたんで、フラフラしながら出席。が、式の途中めまいで倒れそうになり、リタイアしました。まさに画竜点睛です。
だから、東京オリンピックのリアルタイム世代なのに、まったく見てないんですよ。お茶の間から伝わってくるかすかなテレビの音だけ、フトンの中で聞いてました。
小学校3年か4年の頃、アデノイドだと診断されて、しばらく耳鼻科にも通ってました。アデノイドってのは扁桃腺の後ろにある器官で、これが肥大している、と。治療は鼻から管を入れて薬液を流し込むんですが、管の途中に球状のガラス器具があって、内部に吹き出した薬液がスノードームみたいに乱舞しているのが見える。いささか滑稽味の漂う風景でした。いまでもスノードームを見ると、あのアデノイド治療を思い出します。
こんな虚弱体質が、中学に上がったとたん、なぜか治ってしまったんですよね。理由は調べてないからわからないけれど、肉も野菜も食えない極端な偏食が、次第に何でも食べられるようになっていったのと関係あるかもしれません。その当時は千葉市民でしたが、千葉は中学まで給食があるんですよ。食べ盛りでしたから、食べないと死ぬほど空腹になるんで、嫌いなものも我慢して食べているうちに「あれ、意外に食えるな」となっていったのでした。


このような健康関連の話を得々とし始めるのは、トシ取った証拠ですね。
読んでて面白くないでしょう、中高年の病気自慢・健康自慢は? 考えてみりゃ、書いてる方もあんまり面白くないです。なのに、だらだらと長く書けてしまうのが恐ろしい。
ああ、やだやだ年寄りは。