中国へ進出しチャイナ

ハロプロさんも、いろいろ大胆にやってくれますねえ。
今度は姑娘(くーにゃん)ですか。
ここまで本気で「汎アジア」戦略を展開するつもりだったとは知りませんでしたが、アメーバのごとく恣意的に形を変え、雑多な個性を飲み込んできたモーニング娘。ですから、中国人がメンバーに加わることくらいで驚いていたらいけないですね。いずれ将来は、ウズベク人とか、タジク人とか、タイのカレン族とかから新メンバーを選ぶことだってあるかもしれない。
今回の決定については、つんく氏のコメントによると「留学生」という言い方をしているところから、時限措置なのだろうと想像できますけれども、とりあえずは北京オリンピックあたりまでは活動するんでしょうか。
総人口12億の市場を開拓するのは利潤を追求する企業として当然の発想ですが、見えない部分でいろんな組織のいろんな思惑が絡んでるんだろうなあ、とも思ったりするが、まあ、それは基本的に一消費者には関係ないことなので、どうでもいいや。
いずれにしても、せっかく新風を吹き込むのだから、おもしろいこと、手応えの感じられることをやってください。早く新メンバーふたりの歌を聴いてみたい。


保田が出演する番組を立て続けに見逃しているため、保田について書くことがなんにもないや。さすがに週4本ドラマをチェックしている生活だと、そのビデオ消化で精一杯に近くなる。
それに、以前からもちょこちょこ言及していたことですが、バラエティに類する番組の保田には、ほとんど興味がなかったりしますので、見る余裕があったとしても見ない場合がしばしばです。もとより旅番組は、それ自体に興味がありませんからよけい見ない。
とはいっても、いまでも保田のファンである点については変わらないし、自分の「気になるタレントリスト」の別格であることも間違いありません。
しかし、4年前、活動の方向性がまったく見えなかったときと違い、(ニッチっぽいポジションではあっても)しっかり生き残っている現在は、「テレビでもう一度見られるのだろうか」などという心配もなくなりました。
活動してくれさえすればいい、という祈りに似た思いを抱く段階はとっくに脱した現在、単なるファン目線から、多かれ少なかれスキルを判定するような基準が視線に混じってきます。
笑わせる話術が中心のつくり方をするバラエティ番組では、やはり保田はちょっと厳しいものがあるな、というところが、ぼくの正直な感想です。同じ生放送のバラエティでも『いいとも』ではしっかり喋れるのに『虎ノ門』ではダメとか、受け身の対話なら気の利いた答えを返せるのに、自分主導だと話をふくらませられないとか、番組の性格によって自分を出せる出せないがかなりハッキリしていて、出せたとしても、笑えるエピソードだとは限らない。その意味で、保田の活きる場所は───少なくとも現在においては、バラエティではないと、ぼくは思っています。