新しい流れ、でしょうか

きのう書けなかった続きです。


今季のスフィアリーグは、サッカー経験があり、かつビジュアル的にも充分に芸能界で勝負できそうな新人を見つけてきているチームもあります。サッカー経験を持つことが、芸能界入りのきっかけになっていく可能性が大いに感じられる状況になってきました。子どもたちに夢を与え、チャレンジの選択肢を広げるという意味では、いいことだと思います。
ただ、いくらタレントとして有望でも、サッカー経験者ばかりになってしまうとすると、やはり問題でしょう。いや、それでもかまわないといえばかまわないのですが、スフィアの存在意義を考えるとどうなんだろう。「下手っぴでも、一生懸命走り回っているうちに楽しさがわかってくるよ」というスポーツの大切な側面を伝えるアイコンがスフィアだったのではなかったっけ。ならば、もともと上手な子が、レベルを落としてプレーする場、みたいなことになってはいかんと思う。


札幌チェルビーズは、ガッタスが船出したときと同じスタートをなぞっています。最初に強いチームと戦って叩きのめされる段階を踏ませて、闘争心に火をつけるんだろうね。
ただ、ガッタスはそのあと、芸能人同士で戦う道を選んだけれど、チェルビーズは北海道?に誕生する一般のビギナーズリーグに加盟する意志があるという。
これは新リーグ立ち上げの企画がまず先にあって、チェルビーズはそれとの絡みで誕生した可能性があり、チェルビーズのリーグ加盟は既定路線だったと考えられますが、いずれにしてもチェルビーズ、というか里田が道内フットサル界の広告塔として期待されているわけです。里田の責任は重大ですね。
そういえば、里田は次はガッタスのユニフォームに着替え、辻や是永とともに徳島でのイベントに参加する予定とか。しかも単なるお飾りのゲストではなく試合をするらしい。いよいよ「見せるフットサルから一緒にやるフットサルへ」路線の模索が始まった、と考えるのは早計に過ぎるでしょうか。
一方、フジテレビ絡みの企画はミスマガジンの福永監督がキーパーソン扱いになってきて、これはおそらく「ポスト・ガッタス」を育てようとしているに違いない……とか思っていたら、『恋するフットサル』は3月で終了だそうで、どうなることやらですけれども、女子ワールドカップ予選のメキシコ戦にガッタス以外のアイドル・フットボーラーが集結したりと、新しい流れがつくられようとしているのは確かだと思います。
こうやってどんどんイベントや行事の企画に顔を出し、客寄せパンダぶりを発揮すればいいんですよ。タレントなんだもん。なかでも代表戦しか有料の客が入れらない女子サッカーや、プロリーグがスタートする男子フットサルとのコラボは熱心に取り組むべき課題かと思う。それでスフィア側もトクする共存共栄が図れればなおよいですよね。
まあ、以前から一般と交流しつつ、客寄せパンダを努めつつ、ということをやっているチームは、最初からやってるか。ガッタスがやってなかったから勢いで「新しい流れ」とか書いちゃった。えへへ。そういえば、アサイ・レッドローズが横浜国際プール(フットサルもできる)で開催された大会に来ていたことがあったな。うちの近所なんスよ、そこ。来てるって知らなかったから行かなかったですが。
でも、スフィアのあり方に関しては、去年までと同じじゃダメだと関係者もファンも感じていると思う。だいぶ状況が変わっていくんじゃないですかね。その意味じゃ、女子芸能人フットサルは、今季が“元年”なのかもしれません。