5thの展望、というほどでもないですが

おー。そうかそうかスフィアリーグ5thはもう明日か。
今回からの大きなルール変更として、フィールドプレーヤーは必ず1回は交替しなければならなくなった。
これはサッカー上級者とそうでない人の出場機会や出場時間の平等化をめざし、かつ、上級者を多数抱えているチームと、そうでないチームとの戦力不均衡をただしていこうとする意図があるわけですよね。どこまで効果があるかは未知数ではあるけれども。
それと、いくらプロリーグではなく、フットボールヒエラルキーの中では技術的にレベルが高いわけでもない趣味サークル的なリーグであっても、人前に立つことが仕事のタレントを選手として抱え、しかも金取って客を入れて試合をしている以上、安易なことをやってはいかんよ、というコンセンサスの確認でもあると思います。
ベンチ入り要員は単なる人数合わせに過ぎず、選手交替をいっさいしない。それは「ふだんチーム練習ちゃんとしてるんですか。コーチやスタッフは全体に目を配ってますか」って疑問につながる。芸を見せるプロとして、その姿勢はどうなのか。
レギュレーションがザルなのをいいことに、経験者をやたら増やして強くなったとして、それを喜ぶファンもいるかもしれないけど、ぼくはタレントのチームとしては「手抜き」だと思う。もちろんタレントとして育てる気があるなら話は別だが、スフィアリーグのためだけにタレント契約するなんて、スフィアの趣旨から外れているでしょう。スフィアがあと何年続くかわからないが、終わったらポイされるであろう選手本人にとっても不幸だと思うよ。そこまでして勝利にこだわるのなら、競技フットサルのチームをつくって、都リーグにでも関東リーグにでも加盟すればいいのだ。少なくともそこでは、「タレント活動をしていること」などという縛りはない。「こいつら選手どもの本職はタレントです。でも、ほとんど仕事はないけどね、はははっ」などと笑いながら堂々と振る舞っていられるではないですか。


なんにしても、この選手交替の義務化に関しては、前後半で選手を総取っ替えして戦うことさえあるガッタスには、あまり影響がなさそうです。
むしろ、キーパーのクリアランスの制限のほうが、ちょっと嫌な感じだけど、それならワンバウンドで“ピボ当て”するようにすればいいのかな? あるいはキーパーにライナーで投げさせ、同時に藤本が下がってきてハーフライン手前であの芸術的なジャンピングトラップし、すばやく左右へ展開してもいいだろうし、キーパーが左右のライン際に開いたあさみや是永に向かって投げてもいいわけだ。とにかくいずれにしても、キーパーがボールキープしたらフィールドプレーヤーはすみやかにスペースへ移動することが大切になるでしょう。
カン娘の連載コラムによると、このところの練習では、個人技のスキルアップに取り組み始めたようです。相手を置き去りするドリブル、トリッキーなフェイントが見られるのかどうか。
シーズン優勝の行方を大きく左右する大会ではありますけれども、勝ち負けにはあまりこだわらず、ガッタスの技術がどれくらい上がっているのか、それをポイントに楽しみたいです。