負けないで もう少し

先日、40歳で急逝したアーティストが平成のデビューだと知って、ちょっと驚いた。ぼくは彼女とは“小学生時代が重ならない”くらいの年の差があるけど同じ四十代で、考えてみれば、フリーランサーとしてキャリアを積み始めたのは、年号が平成に変わってからだった。昭和生まれの古い人間だと自分を位置づけていたけれど、意外にそうでもないのかもしれない。と思うと、なんだか不思議な感じがします。


ヤングタウン土曜日』のファイルをネットから落として聞きました。フジモっちゃんが何を言うか、ひとかたならぬ興味がありましたので。
岩盤浴も行きました」「(お相手の男性宅へも?)遊びに行きました」全面的に罪状を認めております。素直ですね。腹をくくったんでしょう。
時期を考えろとか、モー娘愛が足らないとか、リーダーとしての自覚がないとか、プロ意識が未熟とか、批判の嵐にさらされるのはしょうがないです。それは甘んじて受けるべき。
しかし、断罪するのは簡単だけど、大事なのは「これからのこと」をよく検討する点にあるんじゃないのかな。もちろんしっかり反省させたうえで、だが。
人間は一度痛い目に遭わないと学習しない動物でもあるし、第三者から見て「なぜそんなことを」というアホなヒューマンエラーをやってしまう愚かな存在でもあるですよ。処遇についての話し合いは、辞めるのか辞めないのか、を中心におこなわれるのでしょうけれど、ぼくは藤本はモー娘を辞めないほうが、長い目で見れば、少なくとも本人のためにはなるような気がする。クビにすることだけが唯一の責任のとらせ方なのかと思う。本人が辞めたいというなら話は別だけど、続けることでつぐなう方法もあると思うよ。
「リーダーの自覚」というけど、リーダー研修みたいな教育プログラムがあるわけじゃなさそうだし、OJT的にリーダーを務めながら自分なりのリーダー像を構築しているだけだよね、きっとね。そんなら、その自覚をこれから養わせていけばいい。藤本にとってはマイナス地点からのスタートになるだろうけど、試練は人を磨くよ。信頼を回復する過程が、格好の教育プログラムになるんじゃないか。
もし、藤本への反感があって、モー娘がバラバラになってしまったとしたら、そこまでのグループだったということ。しかし、そこを乗り越えられれば、いままで以上に組織力を発揮できるようになるだろうし、グループとしても一回り大きくなれるのではないかなあ。