ガッタス最高!

フットサルのゲームを生で見たことはないし、遊びでもやったことはありません(何度か誘われたことはあるけど)。でもガッタスの動向には注目しています。『Sals3』も買っちゃった。基本的にサッカー好きなんで。ま、比べたら見るのも自分でプレイするのも野球のほうが好きかもしれませんが、ここ数年に限ると、スタンドで生観戦する機会はサッカーのほうが多いです。

今回の『すかいらーくカップ』は、各チームが経験を積んで実力を上げてきた様子だったので、素で見たかった。休日だったら、なんとかなったかもしれないなあ。実は、ガッタス関係のゲームについては、スカパーでやってた5月の「739カップ」の録画放送が唯一の“観戦”経験なのですけど、上位に入ったチームは思っていた以上にうまかったし、いいゲームをしてた。決勝戦の、あさみの同点ゴールには感動しました。あれ以来、ぼくはあさみを応援しています。ドリブルに入ったときの姿勢や、蹴る瞬間の重心の低さが美しい。スピードに乗ったプレーもすばらしいじゃん。昔のジュニーニョ・パウリスタみたいだ(言い過ぎか)。
ガッタスのいいところは、特定のメンバーに頼り切らず、チーム全体で戦う意識が強い点。もちろん、是永という経験者の存在が、戦力として非常に大きなウェイトを占めているのは、他のタレントチームとそうは変わらないのですが、経験者以外のメンバーの平均レベルは、ガッタスがいちばん高そうです。
今回の『すかいらーくカップ』でのリザルトも、準優勝カレッツァ、3位シュープという並び順は、平均レベルの差なのかなと思います。小島抜きのカレッツァ、庄子や半田抜きのシュープは考えられませんが、ガッタスは是永がフィールドに出ていなくても勝てるわけですから。
逆に、みうなや斉藤、柴田といった、これまであまり出場機会のなかった選手が長時間プレーしたようです。つまり控え選手のスキルも上がってきたというわけです。
もうひとつ、ぜひとも誉めたいのは、「やるからには上手くなりたい、試合に勝ちたい」という意志が明確に伝わってくるところ。これはガッタスに限らず、タレントチームみんなそうかもしれない。女の子はまじめだものね。しかも芸能人だからみんな負けず嫌いだろうし、我慢強いだろうし、教えたことをすぐ消化できるとか、人より勘が鋭いとか、何か特殊なものをもっている人たちだから。
そんななかで、ガッタスが強いのは、本業である芸能のお仕事においてはいちばん運動量が多いということと無関係ではないと思う。また、この「女子芸能人にフットサルを流行らせるプロジェクト」の先導役を務めている責任感もあるでしょう。強くならなきゃ、関係者各位に恥をかかせる仕儀になるわけで。
それに、初心者が目に見えて上手くなっていく成長物語の見せ方は、モーニング娘。の歴史と重なる。未熟でばらばらだった個性が、次第に理解し合い、組織一丸となって栄光の座へ駆け上がっていくあの神話を、ガッタスは別の形で再現しているのかもしれません。